2007年度第10回国語修業講(函館会場)アンケート集約(回収率 約55%)
アンケートの御記入,有難うございました。以下,柳谷が書ける範囲で感想を書いています。
1.研究会テーマ「授業力を向上的に変容させる国語修業講〜『授業評価表』で仲間と楽しく授業力を向上させましょう〜」に対する評価
【プラス評価】
・授業評価の様式,とても参考になります。
・全て勉強になり,感謝しています。有難うございました。
・15分間というのが少し物足りない感じもしましたが,多くの模擬授業が見られて良かったです。先生方が時間にピッタリ終わらせていることに(当たり前かも知れませんが),とても驚きました。
・とても色々考えました。ふだん田舎にいるので,刺激になりますね。今日の「ふーん」「う〜ん?」「なるほど」という意識を2学期に生かしいこうと思います。
【マイナス評価】
・(模擬授業では)最初に対象学年を言ってから行ってくれると見やすかったです。
・「鍛国研」がどういうスタンスの集まりなのかが分からなかったです。民教って「すすめる」だけじゃなく,「集まっているゆえん」が何かを丁寧にしないと難しいですね。(でも,時間もないし……)やっぱり,もう少し時間をかけて「自分達のコトを話した方がよいと思います。リピーターには必要ないけど,「初めて」の出合いの為に……。
「授業評価表」を参考にして戴けそうで嬉しいです。是非,お使い下さい。仲間と授業を評価し合い,授業力を向上させましょう。
今回初めて15分間の模擬授業にしました。授業希望者の人数が多かったからです。しかし,15分間にまとめるという緊張感が授業者にとって勉強になったようです。多くの授業に触れて戴きました。
何年生の教材かを先に言った方がよいですね。
「鍛国研」の主張を次回の釧路で少し触れます。昨年の夏は野口先生が解説して下さいました。これからは我々もそのように心掛けます。
有難うございました。
2.提案/ 柳谷先生の「授業評価表」解説に対する評価
【プラス評価】
・免許法改正の前に意識して指導していくことは大切だと感じました。今後の学習に活用していきたいと思います。
・授業評価表で自分の授業を評価して貰い,授業力を向上させたいと思いました。
・授業評価が明確になって良いと思います。
・評価表は,なかなか有効です。
・びっくりしました。待っているだけでなく,向かって行くことも必要なのかなと感じました。
・明確な話し方で非常に聞き取りやすい。
【マイナス評価】
校内や自分達の学習会で授業評価を行いましょう。すると,授業者も評価者も勉強になります。是非,『授業評価表』を複写してお使い下さい。
話し方を評価して戴き,有難うございます。短い時間での解説なので,分かり難かったと思います。是非また釧路で授業評価を経験して下さい。お待ちしております。
3.授業1/ 矢田先生の授業に対する評価
【プラス評価】
・こうすれば確かに「話せ」ますね。相手意識,目的意識も持てますし,先生の話し方が何よりすばらしいですね。
・テンポよく進んで集中できる授業でした。発問などに無駄がなく分かりやすかったです。
・具体的指導方法やねらいがはっきりしていて良かった。
・やわらかい声質でうらやましい。説明と活動のバランスが丁度よく,15分という短い時間だったのだが構成が上手くまとめられていた。
・通る声でとても聞きやすい。
・声の大きさ,間が良かった。
・繰り返しの中で体感できたこと。
・スピーチの練習は継続的にしていかなければいけないと感じました。
・誠実さが出ていました。
【マイナス評価】
・5つの項目を子どもが相互評価できるようになるのに,どのくらい時間がかかるのでしょうか。少し大変でした。
・何を書いていいのかが分からない場面があった。
・「3」の続きが見たくなりますが……。活動として面白いし,また,役に立つでしょう。「ネタ」として扱うのか,これを一つの活動とするのか……という意識の持ち方が大事だと思いました。
・音読の最中に秒のカウントは必要ないのでは。読む邪魔になっていた。
・制約はあるかも知れないが,時間が短かったこと。
4.授業2/ 森田先生の授業に対する評価
【プラス評価】
・誰でも反対意見を作ることができる洗練された教材だと思いました。自分で書けるようになるまでの手立て,そして,教師のムダのない指示はすばらしく,参考にさせて戴きたいと思いました。
・面白かったです。是非やってみようと思います。
・教材のワークシートが面白く楽しい授業でした。
・とても面白かったです。教材もすごく良かったです。
・教材がとりつきやすく面白い。
・教材が面白い。
・マスターカードを用いることにより,遊び感覚で文節や文のまとまりを学習することができた。
・少しずつ課題を難しくしていくことで,誰でも取り組めそうですね。同じことを繰り返していくうちにしっかり覚えられそうです。
・やることがはっきりしていたこと。
【マイナス評価】
・「接続語の使い方」というとらえでは良いと思います。「反対意見」の授業の落とし所が「論破」というのはどうなんでしょう。
・声が小さい。説明にメリハリがない。視写のとき,手本が右側にあると見難い。
・ちょっと硬い感じがした。
・時間を超過したこと。
5.授業3/ 関屋先生の授業に対する評価
【プラス評価】
・新聞記事を読んでから「将来の夢」を考えるということで,自分は違うんだという思いを持って学習できるのかなと感じました。学級の様子を見て,実態に合った教材を見つける大切さを感じました。
・新聞を題材に,子ども達の興味を引くものとなっていた。良い教材だった。
・身近な新聞記事を持ってきたこと。
・すごく良かったです。きっと子どもが自分で考える余裕が授業にあるから……でしょうか。「書くこと」を楽しいと思えるでしょうね。
・何をしたらいいのかが明確でした。
・声のメリハリが良い。「やめ」という最後の一言が大きな声で,活動から一気に切り替わった。
・時間的にゆとりがなく,構想をしっかり練ることができなかったが,流れは把握できた。
【マイナス評価】
・これで作文を書けるようにはならないと思った。指示がよく分からなかった。
・内容理解が難しかった。丁寧にゆっくり説明した方が良いのでは?
・制約はあるかも知れないが,時間が短かったこと。
6.授業4/ 駒井先生の授業に対する評価
【プラス評価】
・誰でも答えられそうなヒントがあったりして問いが良かったと思いました。
・易→難の構成だったこと。
・登場人物について勉強になった。
・低学年に対する指導の細かさが参考になった。
・先生の表情が良く,授業を受けていて楽しい気分になりました。
・声が聞きやすい。
・テンポが良かった。
【マイナス評価】
・「テストの答え合わせみたい」と思いました。子ども同士で考えをこねくり合わせる必要ってどうなんでしょう。
・登場人物の検討に,やや疑問が残ったこと。
・少し一本調子の話し方かも……。
7.評価/ 野口先生の授業評価に対する評価
【プラス評価】
・4つの授業で,どういったことがどう良かったかが分かりました。
・やはりと言うべきか,明確で分かりやすかった点。
・よさを認めていたところ。
・教材や課題選びで勉強になりました。
・「登場人物」のとらえ……ためになりますね。読めば読むほどあいまいになっていくのも,これならすっきりです。
【マイナス評価】
・登場人物に「子ネコ」が入るとした点に疑問あり。
野口先生と登場人物についてお話させて戴きました。やはり登場人物の定義は難しいようです。例えば『ごんぎつね』の鰻のように,物語で活躍する人や物は登場人物に入れるそうです。
8.講座1/ 柳谷先生の講座に対する評価
【プラス評価】
・楽しくインタビューの仕方を覚えることができた。
・褒める一言,タイミングがとても心地よく,やる気にさせると思います。
・明るくテンポが良かった。子どもに活動させることの楽しさを実感した。
・社会の学習と関連させて行いたいと思いました。国語の学力は色々な教科に関わっているので,マスターカードのことをもっと学習していきたいと思います。
・授業での細かいポイントを押さえながらのもので,早速,授業に取り入れたいと思いました。
・指示や発問の言葉が明確で,時間に無駄がないと思います。
・学習用語がちゃんと頭に入ってくる感じがした。
・学習用語を多用しない。ポイントを絞る。勉強になります。
・柳谷先生らしい,歯切れのよい講座でした。
・細かなステップがあった点。
【マイナス評価】
・解説が有っても良かった。
プラス評価が多くて驚いています。腰が痛い中,やっとの思いで行った講座でした。次回の釧路では,もっと明快に学習用語の必要性とその行為化を提案致します。
私だけが15分間の講座だったので,解説を諦めました。次回は20分間なので解説します。
9.講座2/ 松本先生の講座に対する評価
【プラス評価】
・「説明文の構造」……やって理解する……というのは大事ですね。しかも,3年生でよく書けているなあ……と思います。
・説明文を書かせるというのは,新しい発想でとても面白かったです。
・説明文を子どもが書くことは難しいけど価値があると思います。
・3年生が,あのような説明文を書いていることに驚きました。
・説明文の構造が理解できるよい方法だと思った。
・あまり例を見ない試みであったこと。
【マイナス評価】
・書き方のモデルなどがあると,もっと書けると思いました。全員が書くのは難しいと思いました。
・なぜ,3年生に難しかったのでしょうか。4年生ならできるのでしょうか。考えてみたいです。
・模擬授業形式の方が分かりやすいと思った。
・模擬授業形式の方が勉強になる。
・模擬授業で受けたかったです。
・若干の演習があっても良かった。
10.講座3/ 大谷先生の講座に対する評価
【プラス評価】
・平仮名の指導ワークとして,よくできている。
・ワークの組み立てが,よく考えられているなと思いました。使ってみたいです。
・絵を塗るときの意図,勉強になりました。当たり前に思っていることでも見直さなければいけないものもあるのですね。
・平仮名の練習の中で色塗りをやっていましたが,その一番の理由を初めて知りました。硬筆鉛筆も今後使わせたいと思います。
・ぬり絵の指導が大変勉強になりました。
・4Bの鉛筆は使い勝手が良いですね。紙を下敷きにする考えもいいですね。
・実物(鉛筆)があることがとても良かった。
・鉛筆,時間の有効活用のさせ方を知ることができて良かった。
・4B鉛筆,そして,プリントとよく考えられているなあとびっくり。将来,1年生を持ったときの参考にします。
・道具,ノートの使い方の大切さを再確認でき,また新しいことも知れました。
・指導の奥深さ,意味。勉強になりました。
・空書き(見ないで)は,今後授業で使わせて戴きます。
・全て追試できる内容でした。
・やることが明確だった点。
【マイナス評価】
11.解説4/ 柳谷先生の解説に対する評価
【プラス評価】
・分かりやすい話でした。
・簡潔だった点。
【マイナス評価】
・なぜ「5時間」なのかがもっと明らかだと良かったところ(確かに5時間以上でなくてもよいとは思うけど)。
有難うございます。焦点精査の考え方を更に分かりやすく話せるように努力します。1つの教材を5時間で終える。そして、余った時間で読書や教材を使った子どもにとって必要な国語の授業を行うという主張です。5時間でと努力すると引き締まった授業になります。
12.講座5/ 野口先生の鑑賞指導(『広い言葉,せまい言葉』)に対する評価
【プラス評価】
・学習用語をしっかり教えていくことを学級でも意識したいと思いました。どんどん学習用語を覚えていくことで,発表にも変化があると思いました。
・学習用語を教えていくことの大切さがよく分かりました。
・学習用語をきちんと説明すること。その通りである。
・教えるべき学習用語がこんなにあるということに驚きました。今まで気づきもしなかったことに反省させられました。
・教えられる学習用語の多さに驚きました。是非どんどん教えていきたいと思います。
・知らない学習語句を学ばせて戴きました。
・言葉や学習用語の必要性がよく分かりました。
・言語力を育てるには,難しい言葉でもどんどん使っていくことが大切であることを実感した。
・「抽象語に直す」というところが勉強になった。
・砕き言葉,まとめ言葉などの指導法がわかり,ためになった。
・焦点精査,勉強になりました!! いつも時間内で終わらない自分の弱点が見えた気がします。
・今まで見たことがない指導法で目が覚める思いでした。大変勉強になりました。
・僕には見逃してしまう言葉から発問が繰り出される。圧巻でした。
・さすが,「名人」と呼ばれた先生の授業だと思いました。
・野口先生の視線,間,話し方がとても勉強になります。
・具体的で良かったです。
【マイナス評価】
・指導要領で示されている学習用語(算,理など)とは,別の(ここで言っている)学習用語というのは,所謂「ローカル・ルール」でとどまってしまうと思うのですが,どうなんでしょう。それで,「学力」というのに,ちょっと抵抗を感じました。教材研究には,とても役立つ視点です。でも,それを子どもに伝える必要はあるのですか?
・今一つ,この教材の扱い方がよく分からない。解説をしながら,時々指示語の内容を問うだけでよいのかと思った。
・野口先生のような授業もあっていいと思いますが,うまく合わない子どもの方が多いかなと思って受けていました。
13.講座6/ 野口先生の鑑賞指導(『大造じいさんとがん』)に対する評価
【プラス評価】
・焦点精査でどのように学習していくか,教材研究をしっかりする必要性を感じさせてもらいました。自分だったらと思いながら学習させて貰いました。有難うございました。
・新しい見方ができて良かった。たくさんの語句を知ることができました。
・野口先生の『大造じいさん』の授業を受けられて,とても良かった。
・物語教材での授業の進め方,道筋が参考になりました。
・野口先生だからこそできる授業なのかなあと思いました。
・子どもと同じ目線で学ぶことができました。
・クライマックスの場面で,こちらが引き込まれていく感じがしました。最小限の問いを含め,今後の授業研究をがんばります。
・最後の2つの発問を聞けただけでも,来た甲斐があったと思いました。
・心をゆさぶられる授業でした。
・引き込まれるような話し方が大変勉強になりました。
・具体的で良かったです。
・穏やかな語り口ながら緊張感があった点。
・教師主導もあっていい,話し合いもあっていい,よく分かりました。
・なぜか懐かしい感じがする読解でした。「これも良いのだ」というお話がありましたが,確かに良いのかも……と思いました。先生が教室でどんな授業をされるのか……と,とっても気になりました。
【マイナス評価】
14.役員の評価
【プラス評価】
・細かなところまで配慮していただき,とても良かったです。お疲れ様でした。
・柳谷先生には親切にメールして戴いて気持ちよく参加させて貰いました。有難うございます。
・とても丁寧に対応して戴きました。売り切れの本,郵送して戴けることになり感激です!!
・対応も丁寧で進行もスムースですばらしいと思います。
・丁寧な対応でした。
・大変勉強になりました。また,次回も参加させて戴きたいと思います。
・準備,お疲れ様でした。
・良かったです。
・大変お世話になりました。
・有難うございました。
【マイナス評価】
・せっかく参加集約をしているのですから,「参加者名簿」を配布してはどうですか? そこから広がるつながりもあるでしょうし……。(事前承諾のもと……とか)
有難うございます。皆様のお蔭様で,こうしてお元気な野口先生と学ばせて戴いております。
主催者も参加者も皆,楽しく学べる学習会の運営に次回も挑みます。
暑い中,熱心に受講下さる皆様の姿に感動しました。野口先生がおっしゃるように一級の皆様と一緒に学ばせて戴きました。更に,このようにアンケートまで書いて下さり,心から感謝申し上げます。
名簿は作成しているのです。しかし,個人情報なので配付していません。配付は難しいと思います。
15.次回の要望
・色々あると思いますが,名簿は簡単でいいので欲しかったです。
・野口先生の講座を増やしてほしいです。(国語に限らず)
・野口先生の模擬授業形式以外の講座も1つあるといいかなと思う。
・大変勉強になりました。次回も楽しみにしています。
・遠く九州から来られている中,(私は)5分で来られることで,すばらしい研修を受けることができました。毎年夏,楽しみにしています。
・また来年も函館で野口先生の学習を聞きたいです。
来年は8月4日(月)に決まりました。皆様是非,また函館でお会いしましょう。
11月は釧路での修業講です。野口先生から『川とノリオ』での