第32号 蝸牛 2003年5月22日(木)柳谷直明発行
1 「音読」3時間目
「かくれて いるのは なに」の「音読」を続けている。
まだ,自分一人で読めない子がいる。
平仮名の「ば」につまずいている。
「ば」が読めないので,先に進まない。
「ば」だけを先生が読むと「らのきに なにか います。」と続くようになった。1時間目には,全く読めなかったのが,ここまで読めるようになった。
この1文だけで,何十回読ませたか分からない。
それでもまだ,「ば」が出てこない。
言葉を読むためには,繰り返す必要がある。
繰り返して,何度も何度も読むことで覚える。
しかし,繰り返しだけではないとも考えている。
「ば」という形が頭の中に入る。そして,この形を見たら「ば」という声を出す。この形は「ば」という音にせよ,という命令が脳から出るようになる。
このような,かなり高度な作業を脳がしている。
平仮名を形として脳に入れる。その形のときには,どのような音を出すかを訓練する。こうして文字を読むことができるのだろう。
平仮名は,漢字を覚える以上に難しい。
2 言葉と