2004.07.10UP
2004年6月の日記
30日(水) 音読を鍛える 投稿者:柳谷直明 投稿日: 7月 2日(金)10時30分33秒
7時30分出勤。授業準備をする。1時間目は国語である。『鳥のちえ』の音読をさせた。一人一文ずつ読ませた。大体の子は上手だが,つまずく子もいた。2時間目の学習だったが,家庭で音読していない子がいる。たった5分間くらいで音読することができる教材である。言われる前にする子に育てたい。つまずき,文字の脱落,誤読などを指導しているうちに時間となった。この時間で全文を3回読んだ。もう一時間くらい音読指導をする。2時間目は体育である。縄跳びをした。30秒間跳び続ける子は少ない。3時間目と4時間目は図工である。今回は,自分の旗のデザインをさせた。マジックの使い方を丁寧に指導した。楽しい作品ができた。夜,娘の英語塾から電話がきた。英検に合格したと言う。よくがんばっている。研究業績を整理した。
29日(火) 先生,2000ページ終わったよ 投稿者:柳谷直明 投稿日: 7月 1日(木)04時15分2秒
いつものように7時25分出勤。今日の研修会議で提出する文書を作成した。公開授業の反省会が
ある。1時間目は国語である。1年生の漢字書きテストをスキルで行った。間違った漢字を赤でノートに書かせてから,友達に確かめさせた。他もやろうと思ったが『声とお口の準備体操』などの練習をすると時間になった。『早口言葉』の暗唱は,あと2人になった。2時間目は音楽である。『かっこう』の鍵盤テストを行った。一人一人の指使いも見ながらテストした。20名ほどが合格した。来週末を締め切りにする。休み時間はサッカーである。ふらふらしてる子に声をかけながら走った。楽しい休む時間だった。3時間目は算数である。前時の復習ページである。わざと復習に残しておいた。やはり忘れている子が数名いた。そこで100と10と1のかたまりの数え方と書き方を復習した。習熟率は高い。最後に長さの問題を1問させた。7cm5mm+2cm2mmである。少し程度を上げてノートに書かせた。全員では無いが,ほぼできた。4時間目は国語である。『すみれとあり』のテストを実施した。前回,保護者から先生に教えてもらったのだろうと言われたようだ。何度も見直しなさいとか,問題と答えを読んで見直しなさいなどの注意をしているが,答えを教えるはずがない。そこで今回も,一切教えないことを宣言して始めた。何度も見直しなさい,わからない問題で止まっていない,わからない問題を飛ばして後から考えなさい,裏からやりなさい,漢字ははねとか出るところが出ていないとばつになるなどとは言った。しかし答えに関わることは言っていない。試験監督が行うテストだったら,これらの注意も言ってはいけないのだろう。しかし,小学2年生である。この程度の注意をしながらテストをするのは許されるだろう。今回の平均点は表が98点,裏は99点だった。この子たちの過去最高だろう。5時間目は生活科である。『岩見沢探検隊』のクイズ大会のクイズ作りをした。リハーサルをする予定だったが,止めた。当日は子供達も楽しめるように秘密にした。この子たちはリハーサルなしでもできるだろう。総合的な学習の自己評価をさせて終了させた。放課後,研修会議があった。私の授業へは貴重な御質問を頂戴した。研修係の提案は,私が美園小学校へ来てから最もよい提案だった。研修係の努力が見られた。これまで批判してきたかいがある。批判から新たな価値が生まれる。批判し合わなくては向上は有り得ない。美園小学校の総合も,ようやく見えてきた。今後もよりよい実践を目指したい。エフエムはまなす,岩見沢駅に礼状をお届けして電車に乗った。暑い一日だった。
28日(月) 先生,600ページ読んだよ! 投稿者:柳谷直明 投稿日: 6月29日(火)20時08分55秒
今日は7時25分出勤。朝,書類整理を行った。毎日毎日,配付する書類が多い。それにもかかわらず無くしたとか忘れたという子に対応しなくてはいけない。何度決意させても保護者に連絡しても忘れ物をする子は,それが身に付いているのだからしょうがないのだろう。保護者の管理能力を疑いたくなる。今日で早口言葉の暗唱がかなり終わった。あと5名くらいになった。口をしっかりと動かして暗唱している。かわいいものである。「先生,こんなに読んだよ。」こう〇〇さんが読書カードを見せてくれた。600ページくらいになっていた。金曜日に渡した読書カードなのに,もうこんなに読んだのだ。すばらしい。ゲームなんかしていないで,多くの本を読むのがよい。本をたくさん読んで,心を育ててほしい。1時間目は書写だった。漢字の読み書きを確かめて教科書をなぞらせワークに書かせている。2時間目は国語である。1年生の漢字復習をした。明日がテストなのでテストに出ている漢字にも触れておいた。もちろんテストに出ている通りではない。テストに出ている漢字を使って,熟語を作ってテストを行った。平均点は86点だった。1年生の漢字をやや忘れてきているようだ。しかし先週実施したスキル63ページは平均点94点だった。まあまあである。最近は,新出漢字の書き指導を15分間行うと平均点95点を超える。1学期最後の新出漢字指導では平均点97点だった。それにしても,いまだに書きでは漢字だけを漢字に直して漢字と平仮名で書き,読みでは漢字の部分の平仮名だけを書くことを間違う。書きテストとはどこまで漢字にすることができるかの判断も求められる。つまり送り仮名の判断である。したがって漢字書きテストといっても,送り仮名も書く必要がある。しかし読みテストは漢字の読みの部分の平仮名し書かない。この話題は1年生用のマスターカードに使えそうである。休み時間は,外に出て鉄棒をした。3時間目は生活科である。ジャガイモの観察カードを書かせた。どうもきちんと見れない子が多い。ジャガイモの茎を描く。茎は葉で隠れていて見えない。「葉を一枚一枚描くのだよ。」こう指示しても,茎から描く。これはとうきびの観察でもそうだった。とうきびの葉で茎は下の方しか見えない。それにもかかわらず,大木のように幹を描く。今日は,途中から教室で私が黒板に描いて指導した。4時間目は体育だった。前転,後転,倒立をさせた。今年度始めてだったので,まだまだである。5時間目は算数である。100より大きい数も終わる。今のところ,直線を書くところでつまずいている子がいる。ミリメートルまで書くのは難しい。体調がよくないので,これにて早退した。病院を3箇所回り,薬をもらいリハビリをしてきた。整形は去年の6月28日から一年ぶりのリハビリだった。少しは体調がよくなったか。指が痛いのには参る。パソコンの後遺症だろう。
27日(日) マスターカード7枚 投稿者:柳谷直明 投稿日: 6月28日(月)18時08分52秒
宇佐美寛先生の『大学授業の病理―FD批判―』(東信堂,2004年6月。)一気に拝読させて頂いた。すてきな本だった。さすが宇佐美先生である。私も早く,このような文章を書けるようになりたいものである。大学教諭に役に立つのは当たり前だが,小学校教諭にも大いに役に立つ。教師が適正に授業を行わないで子供の学力が伸びるはずがない。適正な授業をどう進めるかが書かれている。面白くて読みやすい。このHPを御覧頂いている教諭は,すぐに注文して読むことをお薦めする。とても勉強になる。/ 今日は朝からマスターカードを書いていた。6年生の『レシピ作文』と4年生の『聴写』を書いた。レシピは『簡単ピザの作り方』である。2学期に保護者と一緒に作りたいと考えている。4年生の『聴写』はローマ字指導のためのマスターカードである。ローマ字指導はアルファベットから始めた方が良いと考えている。そこで,そのようなカードを作った。もっと改良できるが,教科書よりはわかりやすい。作成時間1枚1時間では,時間のかかり過ぎである。しかし自分で使いたい教材をどんどん開発することができる。よいものを丁寧に完成させる。
26日(土) 多読のマスターカード 投稿者:柳谷直明 投稿日: 6月27日(日)23時27分15秒
昨日は読書指導を行った。学校図書館の利用指導,読書記録などである。読書記録は「多読」のマスターカードを作成した。1ページで1つの○を塗るという記録である。これが意外に受けた。子供たちは読んだページ数をどんどん塗っていた。「先生,100ページ超えたよ。」こう何人もの子が報告してくれた。感想など書かなくてよい。まずは,どんどん読ませることである。多くの本に触れさせ,自分にとってのかけがえのない出合いを見付けてほしい。/昨日,子供たちと一緒にやった鉄棒とサッカーの疲れで,今日は仕事にならなかった。肩が痛い。明日は,まとまった仕事をしたい。マスターカードの開発が予定より遅れている。/7月8日の授業研究会が決定したので,その指導案も書きたい。7月8日(木)13:05〜岩見沢市立美園小学校2年2組北海道国語教育研究会岩見沢大会事前授業。「黙話」の授業を行う。創意ある言語活動を提案する。保護者の方もよければ御参加頂きたい。
24日(木) 家庭教育力を考える 投稿者:柳谷直明 投稿日: 6月26日(土)19時49分6秒
保育園の先生が言っていた。保育園にお金を払って預けているのだから園の中であったことの責任は園にあると言われる。子供たちの喧嘩で怪我なんかさせたものなら怒鳴られる。確かに管理責任は保育園にあるだろう。しかし自分の子どもが殴り合いの喧嘩をして怪我をした場合,園だけの責任と言えるのか。例えば小学校で子供どうしが喧嘩をして事件が起きたとする。もちろん管理者である校長や担任の責任になる。しかし管理していても事件が起きた場合はどうか。例えば授業中である。授業中に担任は授業を行っている。まさに管理していると言えるだろう。その際に喧嘩が起きて,誰も止められなかったとする。つまり担任が管理していたにもかかわらず事件が起きたとする。この場合,担任だけに責任を追及することができるか。授業中にもかかわらず喧嘩をするような子供に育てた親の責任は問われないのか。そのような事件が新聞などで報道された場合,担任と親のどちらに世間の関心が向くのか。明らかに親である。事件を起こすような子供を育てた親の責任が問われるからである。親が見ていようがいまいが,子供が事件・事故を起こした場合に親に責任がある。我が子をどのように育てるのか。我が子のどこに問題があるのか。少し冷静に評価してみる必要が親にはあるだろう。仕事が忙しく考えている余裕がないということを言っていられないだろう。特定の子に振り回された一日だった。
23日(水) 東小学校の授業研究会 投稿者:柳谷直明 投稿日: 6月24日(木)19時05分43秒
今日は東小学校の研究会へでかけるので,車で出勤した。車だと常よりゆっくりと出勤することができる。そこで通信を打ってから出勤した。8時15分出勤である。子供たちが私を待ってくれている。全くかわいい子供たちである。1時間目は,問いを発表し合った。発言力の差がはっきりしてきている。発言しない子も,どんどん当てて発言させる。しかし自ら挙手して発言してもらいたいものである。なぜ,ピチッピチッと音がするのかという問いが面白かった。視写,聴写もさせた。1分間で20字を聴写させる訓練をした。半分以上の子は書くことができる。速い子は,25秒くらいで20字を書く。2時間目は体育である。逆上がりのテストをした。補助具やタオルを使って34人が合格した。1名欠席だった。3時間目と4時間目は,旗の図案を考えた。一人一人の旗を作る。そして給食を食べないで東小学校へ伺った。30人くらいの参観者だった。よくできた子供たちだった。きちんと育っていた。研究協議では,やはり「創意ある言語活動」を批判した。問題なのは,言語活動を通して指導していないということである。言語活動を創意あるものにする必要があるのか。例示されている言語活動すら扱っている教師は岩見沢市には少ないだろう。小学校学習指導要領すら,きちんと読んでいないからである。そのような教師の実態なのに,「創意ある」を求めることができるのか。子供にとっても,言語活動をきちんと指導されていないのに,「創意ある」などという段階を求めることができるのか。