2006.9.11saku-master

国語科学習指導案　『思い出作文マスターカード』の授業

2006年９月11日（月）９時35分～10時45分

児童　岩見沢市立美園小学校２年生27名／　授業者　柳谷直明

本時（１／１）の指導目標を具体的に把握する。[1]

（１）形成学力　（練習ページ）1分間で200字の音読速度と1分間で20字の視写速度。（本番ページ）書こうとする題材に必要な事柄を集めること。

（２）学習用語　（練習ページ）事件，人物，場面（いつ，どこ，どうした），心情，会話文，書き出し。（本番ページ）ラベル欄，ブランチ欄，短く，順番，敬体，丁寧，句切り符号，助詞，改行段落，一字下げ，題名，工夫。

（３）　指導事項を時間的な順序に配列する。

時配

子供の言語活動

教師の指導事項（太字が学習用語）

備考

15分

25分

５分

Ⅰ　練習ページ（表）

１　作文の音読

・先生と一緒に，一斉に音読する。

・１分間で200字を目指す。

・できなければ，もう一度挑戦する。

・音読の速度を知る

２　視写

・１分間で20字を目指して視写する。

３　メモの音読

・メモの書き方を知る。

・30秒間音読に挑戦する。出来なければもう一度。

　Ⅱ　実行ページ（裏）

１，２　「学習用語」指導

・学習用語を覚える。

・覚えたら四角にチェックを書く。

・友達に聴いて貰い，相互評価する。

　３　「思い出作文メモ」を書く

・メモの書き方を知る。

　４　「思い出作文」をを書く

・学習用語を意識して，20行を目指す。

・小段落を少なくする。

　５　自己評価

・授業が楽しかったか。

Ⅰ　練習ページ（表）

１　作文の音読

・『思い出作文マスターカード』（『作文力マスターカード　№3』明治図書，近日刊行予定，20－23ページ）を配る。

・四角1を音読させる。

・全員起立させ，1分間音読に挑戦させる。

　そして，評価させる。

２　視写

・四角２－１をさせる。評価させる。

・四角２－２をさせる。評価させる。

３　メモの音読

・四角３をさせる。

・全員起立させ，30秒間音読に挑戦させる。そして，評価させる。

　Ⅱ　実行ページ（裏）

１　「メモのための学習用語」指導

・学習用語を音読させる。そして，評価させる。

２「『思い出作文』のための学習用語」指導

・学習用語を音読させる。そして，評価させる。

　３　「思い出作文メモ」記述

・ラベル欄に「事件，人物，場面，心情，会話文，書き出し」などを書かせる。

・書きやすいブランチ欄から書かせる。

　４　「思い出作文」記述

・10分間で200字を目指させる。

・小段落を少なく書かせる。具体的には３～５文で１つの小段落にさせる。

　５　「評価カード」で自己評価

・授業が楽しかったかも評価させる。

・時間厳守。

・導入不要。

・作文に自信があるかを評価する。

・まだ刊行されていない『マスターカード』である。

・練習ページを表，実行ページを裏に印刷する。

・表15分間，裏25分間くらいの時間配分で行う。

・題材は「思い出」なので，夏休みの思い出を書かせる。

・自己評価で点数をつけさせる。

・メモには時間かけさせない。メモは書けなくてもよい。

・メモから分にする際に注意させる。

　（４）授業の評価

[1]　野口芳宏著「四　本時の展開法の研究」(「鍛える国語教室　教材研究のための教師向けワークの開発（下）」『教材開発48号』明治図書，1992年１月，72ページ)