国語科学習指導案 『きつねのおきゃくさま』の授業

2006年9月12日(火)1040分〜1125

児童 岩見沢市立美園小学校2年2組27名/ 授業者 柳谷直明

本時(1/1)の指導目標を具体的に把握する。[1]

(1)形成学力 次の学習用語を行為化させる。引用,課題,結論・根拠,解決。

(2)指導事項を時間的な順序に配列する。

時配

子供の言語活動

教師の指導事項(太字が学習用語)

備考

10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

25

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分

1 漢字学習

・教科書巻末85ページの漢字を4つ学習する。「細,長,体,魚」。

・読みを聞いて貰う。

・班の全員が終了したら,次へ進ませる。

・掌書きで覚える。

・空書きで見て貰う。

・鉛筆で練習する。

2 読解指導

・声を揃えて音読する。

・問いを持つ場所を大切な場所としてマークする。

・自分にとって大切な思い出,場所を決める。

・引用をメモする。ここでは教師が決めた引用をメモする。

・「結論・根拠」をどんどん書き進めさせる。

・教師に指示されなくても,班ごとに進む。

・「かみさま」だからよいきつねだと読む。

・討論では発言力を磨く。

・1分間で20字の速度を規準として知る。

3 作文指導

・自力で書く。

・自力で書けなければ黒板の先生の作文を見る。

・メモと作文の違いを知る。

4 自己評価

1 漢字指導

・授業始めの15分間でどの漢字をテストするかを予告している。読みは教科書に書いてある音訓をテストさせる。

・今回の書きテストは「細い糸」「会長」「本体」「魚市場」の4つを予告してある。既習漢字の復習である。

・班ごとに練習させる。

・覚えるまで鉛筆を持たせない。

2 読解指導

・場面3を音読させる。75ページからである。

・一番大切な所を決めさせる。ここでは「かみさまみたいなお兄ちゃん」にする。

・本当に「かみさまみたい」なのかという課題をメモさせる。

・自分の「結論+根拠」をメモさせる。

・机間巡視で「かみさまみたい」だという意見を拾い,発言させる。

・次の「結論+根拠」に他者の発言をメモさせる。

・他者の発言に対する賛成か反対かを次の「結論+根拠」にメモさせる。

・ここまで書かせてから,○か×かの分布を板書する。

・少数意見から発言させて,討論させる。煽る。次のブランチ欄にメモさせる。

・教師の解を次のブランチ欄にメモさせる。

・自分の最終結論を「解決」にメモさせる。

3 作文指導

・引用,会話文にかぎを使う。

・会話文の下に続けない。

・一つの小段落に3〜5文を書く。

・メモをきちん読める文に書きするために書き足す。

4 自己評価

・時間厳守。

・導入不要。

・漢字は班学習するシステムである。

・時間配分に十分気を付ける。

・新しく開発している『メモ・マスターカード』を使わせる。

・メモを書かせてから発言させる。

・誰が理解していないかを評価する。

・ここ一番というところで起立させ全員参加を保障する。

・進んで発言しているかで関心・意欲・態度を評価する。

・作文速度の評価規準として10分間で200字を目指させる。

・評価を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (4)学習用語の行為化で形成学力が保障できたかを評価する。



[1] 野口芳宏著「四 本時の展開法の研究」(「鍛える国語教室 教材研究のための教師向けワークの開発(下)」『教材開発48号』明治図書,1992年1月,72ページ)