2007.4.10sidouan

国語科学習指導案『漢字マスターカード』，『遊びＰＲスピーチ』

2007年４月10日（火）13時05分～13時50分，３階視聴覚室

児童　岩見沢市立美園小学校３年生82名，授業者　柳谷直明

本時（１／１）の指導事項を具体的に把握する。[1]

（１）指導事項

言語活動１　次の方法を漢字マスターの学習用語として指導する。

①部首読み，②音読み音読，③訓読み音読，④画数，学年，用例音読，⑤掌（てのひら）書き２通り，⑥空書き２回，⑥鉛筆書き3回，⑦読みテスト，⑧書きテスト。

　言語活動２　次の方法をスピーチの学習用語として指導する。

　①高低，②強弱，③緩急，④明暗，⑤昇調・降調　

（２）指導事項を時間的な順序に配列する。

時配

子どもの言語活動

教師の指導事項

備考

３分

13分

５分

　「丁」①部首は「いち」。

②音は「チョウ，テイ」。

③訓は無い。（「常用漢字表」では）

④二画，三年，一丁目，丁度，丁寧。

⑤丁度の丁，いち，に。

⑥空書き見て頂戴。

⑦鉛筆を持って練習。

「世」②セイ，セ

③よ

④五画，三年，二十一世紀，世界，世の中。

⑤世の中の世，１～４，ごお。

「両」②リョウ

③無い。（「常用漢字表」では）

④六画，三年，両方とも食べる

⑤両方の両，１，２，さあん，４，ごお，６。

「主」②シュ，ス

③ぬし，おも

④五画，三年，主人公，坊主，沼の主，主な人。

⑤主人公の主，１～５。

テスト練習，読み書きテスト。

・カード②で，緩急の練習をする。

・カード③のメモを完成させる。

・カード③を見て，スピーチ練習する。

・カード④で友達と評価し合う。このときにはメモ見ないでする。

・みんなの前でスピーチする準備。

・速い子はカード①で漢字練習。

１　『漢字マスターカード』指導

『漢字マスターカード』№１をさせる。

次の４つの漢字を①～⑥の学習用語で覚える。３年生配当漢字，部首の画数が１画の漢字から指導する。「丁，世，両，主」

①部首読み，②音読み音読，③訓読み音読，

④画数，学年，用例音読，⑤掌（てのひら）書き２通り（漢字を見てと見ないで），⑥空書き２回，⑥鉛筆書き3回

テスト練習

①読みテスト練習，②書きテスト練習

テスト本番

①読みテスト，②書きテスト

　学習リーダーが始まりを告げる。

　個人で『漢字マスターカード』に取り組む。

　先に終わった子は，他の子を手伝う。

答えを教えるのではなく，方法を教える。

２　『遊びＰＲスピーチ』指導

『国語学力マスターカード　３年生用』②と③，①と④をＡ４に両面印刷する。

カード②の音読で緩急を鍛える。

カード③「大段落１」（板書）を隣と練習，「大段落２」（板書）に遊びとその良さをメモ書させる。良さと具体例を構造的に板書。

カード④で相互評価をさせる。評価をお願いさせる。メモ無しでスピーチ練習をさせる。「１回目」の評価を相手にして貰う。

・自作教材『漢字マスターカード』を使う。

・部首の画数が少ない順に指導する。

・教科書の提示順ではなく，同じ部首で覚えた方が覚えやすい。

・自分の好きな遊びのスピーチをさせる。

・聴いてくれている子に批評させる。

[1]　野口芳宏著「四　本時の展開法の研究」(「鍛える国語教室　教材研究のための教師向けワークの開発（下）」『教材開発48号』明治図書，1992年１月，72ページ)