国語科学習指導案
「言語活動の充実」を保障する1年生での「インタビュー」指導
平成22年9月17日(金)3〜4時間目,三笠小1年1組児童31名,指導者 柳谷直明
(1)指導事項(本時1/2)
各教科等で活用できるインタビューを通して,インタビューを適正にする学習用語を習得・活用させる。
(2) 指導事項の時間的な順序
時配 |
学習活動 |
教師の働きかけ |
備考 |
10分 9分 8分 8分 10分 |
1 個人発話 2年生の学習に興味を抱く。学習意欲喚起。 「インタビューA」にて,発話練習。 挨拶・氏名等の学習用語を知る。 2 相互発話 インタビューごっこでインタビューの言語形式を習得する。 3 原稿なし発話 原稿を見ないでの発話を習得する。 4 メモ発話 「インタビューB」にて,インタビューの発話形式を再生させる。 5 インタビュー・メモ 自分の好きな食べ物屋さんを決める。そして,そこでの質問をメモする。 6 相互評価 「インタビューC」にて,学習用語の行為化の程度を評価し合う。 丁寧,視線,速度,音量が上手かな。 |
「2年生の学習に挑戦したい子。やる気満々の1年生に,今日は2年生の授業をしよう。」 1 「インタビュー・マスターカードA」 ・発話では,1分間で30字が適正な速度である。それを経験させる。 ・全員参加を保障する。 ・個人→相互→集団という学習形態で難易度を上げていく。 ・学習用語「挨拶・氏名・依頼・目的・予告・質問・お礼・挨拶」の言語形式をさらっと知らせる。無理に教えない。何度も触れるうちに,いつの間にか覚えさせるくらいに触れる。 2 「インタビュー・マスターカードB」 ・原稿を読むのはスピーチやインタビューにはならない。メモで発話できるように慣れさせる。 ・自分が調査したい店を決めさせる。 ・そこでの質問を1つ決めさせる。 ・メモをできるだけ見ないで発話させる。 ・インタビューごっこは次時にさせる。 3 「インタビュー・マスターカードC」 ・ インタビューを向上させる学習用語である「丁寧・視線・速度・音量」を意識して発話させる。 ・大体できていたら○にさせる。 ・自己評価を発表させる。 |
『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード 小学校二年生用』(野口芳宏監修、柳谷直明・「鍛える国語教室」研究会空知ゼミ著、明治図書 二〇〇五年、二十九〜三十二ページ)を補助教材として用いる。 ・提案1 未習漢字も使う。新教科書では,未習も使われる。 ・提案2 言語活動を上達させる学習用語を指導。 ・提案3 学習用語を指導し,それで評価する。 |
(3) 授業の成否を判定するポイントや反省観点
各教科等で活用できるインタビューを通して,インタビューを適正にする学習用語を習得・活用させたか。